Story5

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「私は楓の父の達哉だ」 「楓の母の優子よ」 「楓の兄の慎だよ」 「…悪いが顔見えないし、一遍に言われても理解できる訳無いだろ」 「これはすまなかったな」 達哉は楓の横まで来て将悟に顔を見せるようにして 「楓の父、達哉だ」 「楓の親父か…」 将悟は呟くと 「ほら…」 達哉は二人を急かし 優子と慎も達哉と同じように自己紹介をした 龍と瑠璃もだ 「みんな楓の家族か」 「違うでしょ?」 楓は言った 「何がだ?」 「私の家族は将悟の家族なんだよ!」
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