Story1

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「え…」 将悟は戸惑ってしまった 楓は帰ろうと歩き出した 教室には二人しかいない 「待ってッ!一緒に帰らない?」 将悟は頑張って言った 「いいよ」 楓は一言答えた 「ホントにッ?」 将悟はそれだけで嬉しくなり声がでかくなった 「早くして」 楓は言う 「あっ、ゴメン。よし帰ろう!」 将悟は楓にそう言った 二人は学校を出た 「名前」 突然楓が言った 「え?」 将悟は訳が解らずそう答えた 「貴方の…名前」 楓は少し抵抗があるように聞き直した 「あー…嶋村将悟だよ」 将悟は嬉しそうに答えた 「嶋村将悟」 楓は呟く
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