手

雨曜日

紫陽花の花はいつも僕をあのときに引き戻す
雨に打たれた花びら散ってアスファルト色付く
水溜まり覗いたら曇り空濡れた僕の頬
初めて気付いたぽっかり空いた心の隙間

忘れたいそう言って拒んでる君との思い出はまだ僕の胸を締め付ける
いつか言ってた約束も果たせぬまま僕らは別々の道に

ずっとここにいたいなんて
そう思えるのは
去年決めた記念日
今日が雨曜日だから