時計塔のプリースト達

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「いっただっきま~す♪」 辻支援を一旦休止し、たまり場に落ち着いたラルウィーは、どこからかバナナを取り出し頬張り始めた。 時刻は午後4時。 おやつにはやや遅いが、夕飯にはまだ早い。 微妙な時間である。 「ラル、それまさか昼飯か?」 すぐ脇に並んで座っていた「まりしー」こと魔利支天が問う。 ラルウィーと同じ服装である事からプリーストである事は明確だが、腰に鈍器を下げているのが気になる。 体格も随分違った。 女装しても違和感がなさそうなくらい、小柄で華奢な体つきのラルウィーに対し、ガッチリした腕や肩を持ち、服から覗く胸板は厚そうだ。 世の中には殴りプリーストなる近接攻撃に特化したプリーストもいると言うので、恐らくそれだろう。
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