0章 奇襲

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すると盾の発光は強くなっていく。 これが《守護神の盾》 与えられた魔力分だけ強度を増していく最強の盾。 「来るぞッ!!」 セツナの言葉が早いか、《奈落への導き》の発動が早かったかは解らない。 だが《奈落への導き──ギヌンガガプ》は発動した。 魔力の大部分が魔法陣の中心に集まって黒い球体を作り出した。 ソレは《守護神の盾》からみたら余りに小さく、貫くには頼りない。 だが球体はゲルム達の部隊全員の魔力を注ぎこんで造り上げた物。 普通そこまで魔力を圧縮すれば爆発してしまう。 だが球体は確かにそこにある。 球体は一気に真下の地上へ、地上を守る盾へ突っ込んだ。 そして《守護神の盾》と《奈落への導き》は衝突する。
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