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「何だ……こいつは!?」
セツナ達は、《奈落への導き》を知らない。
ただ膨大な魔力から広範囲攻撃魔法と踏んでいた。
だが盾への負荷は中心部のみ。
慌てながらも的確にその部分に魔力を流し込み、補強していく。たが……
ミシッ……ミシッ
確実に押されている。
《守護神の盾》は同じ最上級魔法でさえも難なく防ぐ。
たがあり得ない事に押されているのだ。
ミシィッ……ピシッ
盾は限界が近づいている。
「うあぁああぁああぁああああああああああッ!!」
負けない。
負けられない。
守り抜いてみせる。
そう、誓ったのだから。
セツナ達は全力で魔力を流し込み必死で補強する。
だが
ピシッ…ピシピシ………パリーン
盾は砕かれ、黒い球体は迫ってくる。
「クソッ、アルマさ───」
黒い球体は地面に触れた瞬間、爆発。
全ての魔力を解き放った。
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