0章 奇襲

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「何だ……こいつは!?」 セツナ達は、《奈落への導き》を知らない。 ただ膨大な魔力から広範囲攻撃魔法と踏んでいた。 だが盾への負荷は中心部のみ。 慌てながらも的確にその部分に魔力を流し込み、補強していく。たが…… ミシッ……ミシッ 確実に押されている。 《守護神の盾》は同じ最上級魔法でさえも難なく防ぐ。 たがあり得ない事に押されているのだ。 ミシィッ……ピシッ 盾は限界が近づいている。 「うあぁああぁああぁああああああああああッ!!」 負けない。 負けられない。 守り抜いてみせる。 そう、誓ったのだから。 セツナ達は全力で魔力を流し込み必死で補強する。 だが ピシッ…ピシピシ………パリーン 盾は砕かれ、黒い球体は迫ってくる。 「クソッ、アルマさ───」 黒い球体は地面に触れた瞬間、爆発。 全ての魔力を解き放った。
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