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そして文化祭当日。 私と涼は午前中の当番。 接客は、衣装を着る。 「美智かわいー!」 梓が抱き着いてくる。 「あはは、ありがと。」 その時。 教室に悲鳴。 振り返ると。 「わー…あれはやばいね。」 梓の呟きに頷く。 そこには執事の服を見事に 着こなした涼。 似合いすぎてる。 涼は私に気付くと微笑みを うかべながら近寄ってくる。 「…美智、かわいい。」 「……。」 「美智…?」 なにも答えない私に涼は首を かしげる。 「あっ…えーと、すごい…その 似合って、ます…。」 直視出来ないくらい。 「…照れ、てる?」 「う…、…うん。」 「かわいい。 美、智も…凄く、可愛い。」 サラリと言う涼に私は赤面 するしかないのだった。 .
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