1581人が本棚に入れています
本棚に追加
久しぶりに皆で、再会を果たした。
本当に久しぶりだったが、離れていた空白は
何の躊躇いもなく、直ぐに埋まった。
新庄は相変わらず美しく、艶っぽさに磨きがかかり
奥様方や女子社員から、黄色い声援と変な誘いが
多いと愚痴を溢した。
それは、俺も似た様なものだったが、
新庄は、余り先の事を考えず話す癖があるため
今度ゆっくり二人だけで飲もうと、耳打ちをした。
結華や真琴が不安な気持ちになったら
可哀想だと思った。
余計な心配を、させたくはなかった。
何より俺達は、
今でも余所見をする暇も気もない程に
一途に一人の女に惚れており、問い詰められても、
面倒だった。
最初のコメントを投稿しよう!