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次の日、
僕の愛する彼女が消えた。
「由美。」
幼なじみの名前を呼んだ。
「え、啓介…さん?」
血糊のべったり付着したそれ
「だって…私、言ったじゃないですか。嫉妬しちゃいますよって。だからっ…だから……」
「わかりました」
わかりましたよ。
「由美。」
「はい…」
泣きながら彼女は返事をする。
「大好きですよ」
「え、」
顔を上げた彼女。
その顔を僕は一生忘れない。
銃声
「殺したいくらい、好きなのは僕も同じですよ」
銃声
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