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前のタクシーが客を乗せると、次はフォックスのタクシーに客が乗るはずだ。フォックスは客が来るのを待った。そして、一人のダークスーツの男性(シベリアンハスキー)が手を挙げてフォックスのタクシーを招く。フォックスは何のためらいもなくタクシーを寄せて後ろのドアを開けた。
「どこまで行きますか?」
だが、乗ってきた男からは再び予期せぬ言葉が出た。
「雇われ遊撃隊スターフォックスのリーダーのフォックス・マクラウド君だね。英雄がタクシーを運転してるとは聞いたが冗談だと思っていたよ」
男の言葉に驚きを隠せないフォックスだった。
「……俺に何か用ですか?」
「まあ、ここで話すのもなんだからひとまず人気のないところへ行こう」
フォックスは男に言われるがままタクシーを走らせた。もちろん料金も取るつもりで。
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