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「ねぇ、真咲」
「ん、なに?」
「あのさ、真咲はどうしてアタシだってわかったの?」
そう聞くと真咲は少し考える様にん~っと言ってから話し出した
「それは~…その…なんていうか…
"感"みたいな…ね?」
「ね?って言われても困るんだけど…υ」
「まぁ良いじゃん♪」
そう言って真咲はニッと笑ってみせた
真咲め…はぐらかしたな!
でも、構ってたら時間が勿体無いし今回は許してやろう…
アタシは真咲を見捨てて大きな板を眺めた
それはご存知のとおりクラス発表が書かれた物だ
暫くジッと見ていると自分の名前を見つけることが出来た
A組かぁ…ほかに誰が居るんだろ?
そう心の中で呟くと
「アタシもA組なんだよ♪」
っと満面の笑みで真咲が話す
「そっか、じゃあまたよろしくね」
アタシも笑ってみせる
「もっちろん!こちらこそよろしくねぇ」
そう言って真咲は片手を差し出す、アタシも片手を差し出してしっかりと握手を交わした
お互い手を離してから教室に向かっていると真咲がとんでもないことを言い出した
「ねぇ魅花、今更なんだけどさ…」
「うん、何?」
「なんでそんな格好しなきゃなんだっけ?」
「はい?」
突然そんなことを言い出すから思わず聞き返してしまった
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