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真咲は仕方ないなぁと言うようにため息をついた
「だ・か・らなんで魅花がそんな怪しい格好をしなきゃいけないんだっけ?って言ったの!!」
は?
今何と?
今まで知ってると思って話して居たのに
何を言ってるんだこの子は?
あれ?なんかムカついてきたんだけど…
ヤバいよね?
とりあえず落ち着け
落ち着くんだ魅花!
お前ならできる!
なんていう馬鹿げた自己暗示が効いたのかなんだか落ち着いた気がする…
「…あれ?知らなかったっけ?」
「……うん」
「じゃあなんでもっと早く言ってくれなかったの?」
「それは…タイミングが無かったから…」
…あった気がするんだけど…これは間違いかな?
うん…間違いってことにしよ
アタシははぁーっとため息をついた
「例のPVだよ…PV」
「あぁ~アレ、うんうんなるほどね~
ゴメン聞いてたわ」
真咲はそんなことを言いながらヘラッと笑う
誰かこの阿呆を殴っても良いでしょうか?
良いよね?
うん、もうyesしか認めないから
ってことで
「真咲……」
背後から真っ黒なオーラを出しながら真咲を呼ぶ
真咲は何も知らずに"何?"っと未だヘラッとした笑顔で此方に顔を向けるとアタシのオーラに気付いたのか血相を変えて必死で許しを請おうとする
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