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そんな馬鹿丸出しの真咲をフッ…と鼻で笑った
「真咲ちゃぁん…今更謝っても遅いんだよ?」
バシッ
アタシは言い終わったと同時に頭を叩いた(一応軽くだよ?)
真咲は
「すみませんでした魅花様~!」
などとほざいている
謝るのは良いとして、様付けは流石に恥ずかしい…
「真咲…これ以上アタシを怒らせたく無かったら様付けしないで」
「…しないって言ったらゆ「許すから」」
真咲の言葉に被せる様にそう言うと、先程とは違い嬉しそうに笑っていた
「りょーかいしましたー!」
そんな真咲を見てアタシはクスリと笑った
真咲ってホント単純だなぁ~
なんて思いながら
それから超ご機嫌な真咲と一緒に教室に入った
入った途端にざわざわと騒ぐ
それもそうだろ
先程の真咲の紹介で言って無かったが真咲はかなりの美人だ
黙って居ればクールビューティなのだが喋りだすと最初の間は未だしも慣れ始めるとイメージがガラガラと音を発てながら崩れていく
まぁそんな阿呆な真咲と一緒に入って来たのはクラス発表のまえでドン引きされた他でもないアタシなのだ
あぁ~周囲の目線が物凄く痛い
明らかに皆さん"なんでこんな奴と一緒に居るんだよあ゛ぁ"的な感じで見てらっしゃる
少し離れようと一歩だけ真咲が居る反対側に足を踏み出す
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