日常

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なんでこのタイミングで音出しちゃうかなぁ~アタシ…υ 「あれ?今あっちの方から音しなかった?」 なんてこちらに向かって指差す澪璃 「あぁ、したな」 眼鏡をクイッと上げこちらをジッと見る もう心臓の音が何だか教室中に響いてるような気がして 額から汗がツウッと伝う その割りには身体中の血液がサッと引くような感じがして呼吸が上手くできない まぁ簡単に言うと絶体絶命のピンチを今身体全体で体験しているような感じだ 二人が顔を見合わせて頷くと一歩踏み出した その時ガラリと扉の開く音がした 「君らこんなところで何してんねん?」 緊迫した空気に不釣り合いなくらいのおどけた声に認めたくないがホッと安心してしまう自分に嫌気が差した 「何って…先輩には関係ないでしょ? 先輩こそ何しに来たんですか? "こんなところ"に…」 透が刺々しい口調で玖波さんをあしらう 「君らが関係ないって言うなら、僕も関係あらへんやろ "こんなところ"に居て何をしようとな」 さっきまでふわふわ空気を漂わせていた玖波さんが別人の様にキリっとした空気に変わった
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