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「確かにそうですね…
だったら俺達も…「透っ!」…っ澪璃!?」
透が眼鏡をクイッと押し上げてまた刺々しい口調で言い返そうとした時に澪璃がそれを遮った
「…そこまで隠すことでもないと思うよ?それに……その本人が(僕らに見つかるのを)嫌がってるみたいだし…ね?」
淡々と話す澪璃と一瞬だけ目があった
その目は何処か冷たかった
澪璃は透の腕を掴んで出ていこうとした時、急に立ち止まって振り返った
「…今回は見逃してあげるけど、今度見つけた時は覚えておいてね」
そう言った後にクスリと妖しい笑みを浮かべて去って行った
……あの、澪璃ってこんなに黒かったんですか?
誰に話し掛けてんだ?
ってそんなの決まってるじゃないですか…ねぇ?
まぁ、今は置いといてですよυ
アタシの中の彼のイメージはズバリカワイイ弟君的な感じなんですよ!←痛い
そ、それが某少年漫画の風紀委員長並みの黒さというか怖さというか…
あんな澪璃認めたくないですっ!!
なんて一人縮こまりながら心の中で抗議していると肩にポンっと手が置かれた
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