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そう言って
指差したのは
青い猫型ロボに似た人形が景品の
クレーンゲームだった。
「面白そうだなぁ!良文!やってみろ!」
そう言って俺に
お金を渡して
機械に押しつけた。
(仕方ないか…)
クレーンゲームなんて
ずいぶん久しぶりだ。
一回ではもちろん
取れなかった。
「おしいなぁ!次は行けるんじゃないか!?」
そう言って何回もやらせた結果
千円近く費やして
ようやく手に入れた。
「良文やったなぁ!!」
親父はとても喜んで
はしゃいでた。
俺は無言で人形を
親父に渡した。
「お!?くれるのか!?」
「そんな変な人形いらないよ」
「可愛いじゃないかぁ」
他にも
いろんなゲームをした。
レース、射撃
全部俺の勝ちだった。
いろんな所にも行った。
レストランや海。
親父は満足そうだった。
家に帰り
着いたらすぐに
部屋に戻った。
こんなに疲れたのは
初めてだ。
疲れたせいか
俺はこの日すぐに眠れた。
次の日に
ああなるとは知らずに
ぐっすりと…
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