序章

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序章

チチチ、と小鳥が鳴いている。 「うう~ん」 心地よい眠りから目覚め大きく延びをする。 ぽかぽかと陽気な季節になった学園でその日は何やら騒がしかった。 「何だろ?何かあったのかな?」 ベットをもぞもぞと抜け出し、カーテンを開け朝日を浴びる。 ひとしきり浴びた後クローゼットへ行き、着替える。 そして折れてしまったプリマ・マテリアωの代わりに一年近く使ってきた剣をベルトの後ろに下げ、外へと出ようとしたとき 「大変です!! すぐに校長室に来て下さい!!」 どばんと扉をはねのけてリースが入ってきた。 「えっ?ちょっ」 そのまま引きずられて行った。
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