第二章―時の大河―

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「何よ…これ…どうやって渡ったら…」 「橋は…見当たりませんね。困りました」 ざっと周囲を見回して、奏凪が結論を出す。 「私が龍化出来れば速いのですが…皆さん飛べますか?」 一斉に肯く四人。 「ならば飛びましょう。 恐らくは飛ばなくてはこの先には進めません。 各自水に触れないように細心の注意を払って」 そう言い終えると同時に白銀の龍の翼が奏凪の背に広がった。 流慧は紅蓮の翼が生え、ヒーリアとティアは魔法で浮かび、ティオは単純に魔力を下に噴出する事で飛んだ。 「さぁ、行こう!! …落ちかけたら助けてよ?」 ティオがプリマ・マテリアを前へと振りかざして号令する。 「「「「応!!」」」」 第二層の攻略が始まった…
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