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ティアは魔力を高める杖を
流慧は魔石を
奏凪は魔粒剣をそれぞれ選んだ。
「よし選んだな?なら次はグラウンドに行くぞ」
ぞろぞろとグラウンドへでる。
そこでは既に全校生徒と全先生が集まっていた。
つくと同時に黄花が飛び出してティオに飛び付く。
「うわーん。私のティオがぁぁ」
「ちょっと先生、苦しい」
見事に首を絞める状態になり、姉にチラリと目線を向けて助けを求めるが友達と一時の別れの挨拶をしているために気がつかない。
「おら!!
もうそれぐらいにしろ。
お前らグラウンドの真ん中に立て」
生徒、先生が二つに分かれその真ん中に五人が立つ。
「此の世の理を統べる者が一つ、深淵龍の名において命ず。
彼の者達をその大いなる懐に受け入れたまえ」
ヴゥン、と五人の目の前に巨大な魔法陣が浮かび上がり、緻密な文字が内側に綴られていく。
最後まで綴られたとき魔法陣の中央に巨大な門が顕れた。
ガゴン、
とゆっくりと開き金色の光が漏れ出してくる。
「さぁ、行ってこい!!」
五人は一歩を踏み出した。
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