二章

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あの日から大分経ち、今日は俺の入学式。そして、妹・季穂の転入の日である。そう!春休みが終了したのだ!! もちろん、冒頭の「俺」とは恭也自身。 そんな恭也は今、入学式の行われる講堂の前にいる。 恭也(ふぅ…季穂はきっと大丈夫だろう…。問題は俺だ…) とふと見た先には人だかり。 恭也(大方、クラス割りだろ…) とゆっくり歩き出した。 『うわぁぁぁ!!』 ドォォォン バッタァァン 恭也『……つつ…』 誰かに衝突され、倒れそうになったが、辛うじて踏ん張り、それを阻止した。 で、ぶつかった側を見ると…… 『………』 見事に死んでいる。 恭也『仕方ない…』 哀れな目で見た後、名前の確認の為にポケットを探った。 すると、なんかのファンクラブの身分証を発見。 恭也『へっ!?』 すっとんきょうな声を出すのもそのはず…。 何せ、自分の入っているグループ、フェンリルのファンクラブのカードだったのだから。 ただし、名前の確認が出来たので、それをさっさとしまい、クラスわけのところへ。そして、確認するとすぐに講堂へ入っていった。 ちなみに、その気絶中の彼は恭也が引きずっている。その彼の名前は塩谷千晴。
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