一章

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約束の日の朝、8時。 今、恭也は鼻唄を歌いながら朝食を作っている。 フンフフ~ン♪ ジューとベーコンの焼けるいい臭いがする。 ガラッ 季穂『…ん~?…おはよ…』 まだ眠いのか、覚醒しきっていない季穂が起きてきた。 恭也『あ、おはよ!顔洗ってきな♪』 笑顔で季穂に挨拶を返す恭也。 季穂『はぁい』 そして、洗面所へ行く季穂。 恭也(あ!朝食のうちに今日のこと言わなきゃ!) カチャカチャ 恭也『季穂?話があるんだ』 季穂『はひ?』 ご飯を口に詰めながら話す季穂。 これがまた笑えるんだが、生憎恭也は真剣。 恭也『はぁ、早く飲み込みなさい。で、話は、俺がアイドル?になるらしい…』 ガタン 季穂『ふんふん………はぁ!?』 恭也『季穂…耳が痛い…。もうすぐ迎えが来るから。季穂、一緒に行く?』 季穂『!!う、うん♪』 恭也『そ♪じゃ、早く食べてね!10時に迎えが来ちゃうから』 それからは、季穂が騒がしかった。 まだどうなるのかわからないのに、慌てている。 ちなみに、季穂は、 陸野季穂 リクノ キホ 恭也が入る尚嘉学園の中等部の3年に転入が決まっている。 とゆうか、季穂はこの1年海外にいただけなので、友達からしてみれば帰ってきただけだが…。
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