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海斗と蓮詞がそんな話をしている頃、恭也と季穂は…
季穂『お兄ちゃん、なんか取り残され?』
恭也『だな…』
季穂『あの2人が一緒にやる人達なのかな?』
恭也『じゃなかったらいないだろ』
そんな話をしていると、不意に
『――――…恭也君、来て!』
と呼ばれた。
恭也『ちょっと行ってくるよ』
と季穂の頭を撫でて走っていった。
走っていった後、季穂が少しむくれているのにも気が付かずに…。
恭也『何ですか?優子さん』
優子『一緒にやる子を紹介しようと思ってね?』
恭也『はい』
海斗『僕、一瀬海斗!!今年16だよ♪』
ズイっと割り込んできたのは海斗。
蓮詞『こら!ったく…。悪いな、海斗が。俺は先堂蓮詞。呼び捨てで構わないから』
海斗を叱りつつも、きちんと挨拶をする蓮詞。
恭也『あ、陸野恭也です。よろしくお願いします!俺も今年16です』
優子『蓮詞君も今年16だから同じ学年だね♪で、蓮詞君がリーダー!!グループ名は……ふふふ』
何やら怪しい笑みを浮かべる優子さん。
海斗『優子さん、もったいぶらないでぇ!!』
しかし、海斗はそんなのお構い無し。
優子『…FENRILよ!!』
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