一章

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海斗と蓮詞がそんな話をしている頃、恭也と季穂は… 季穂『お兄ちゃん、なんか取り残され?』 恭也『だな…』 季穂『あの2人が一緒にやる人達なのかな?』 恭也『じゃなかったらいないだろ』 そんな話をしていると、不意に 『――――…恭也君、来て!』 と呼ばれた。 恭也『ちょっと行ってくるよ』 と季穂の頭を撫でて走っていった。 走っていった後、季穂が少しむくれているのにも気が付かずに…。 恭也『何ですか?優子さん』 優子『一緒にやる子を紹介しようと思ってね?』 恭也『はい』 海斗『僕、一瀬海斗!!今年16だよ♪』 ズイっと割り込んできたのは海斗。 蓮詞『こら!ったく…。悪いな、海斗が。俺は先堂蓮詞。呼び捨てで構わないから』 海斗を叱りつつも、きちんと挨拶をする蓮詞。 恭也『あ、陸野恭也です。よろしくお願いします!俺も今年16です』 優子『蓮詞君も今年16だから同じ学年だね♪で、蓮詞君がリーダー!!グループ名は……ふふふ』 何やら怪しい笑みを浮かべる優子さん。 海斗『優子さん、もったいぶらないでぇ!!』 しかし、海斗はそんなのお構い無し。 優子『…FENRILよ!!』
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