血だらけ入学式

2/23
前へ
/59ページ
次へ
俺は、学校に向かうため一人道を歩いていた。 見慣れていた風景から少しずつ離れてゆき、15分ほどすると中学校がみえてきた。 俺は、胸を躍らせながら校門をくぐった。 ?『んだコラァ!!もう一ぺん言ってみろやぁ!?』 ?『だから邪魔だって言ってんだろ!!』 どうやら、二人で言い合いになっているようだ。 よく見てみる一人は見慣れた顔だった。 俺『あれっ?雅之じゃねーかぁ?』 二人のうち一人は小学校からの親友 宮田 雅之だった。 雅之『んっ?登哉かぁ?』 雅之は、俺を見て不思議そうに言った。 俺『そーだよっ、ダチの顔忘れんじゃねーよ!』 雅之『あぁ、わりぃわりぃってかなんだよお前、髪赤くしたんかよ!』 俺『おうっ、朝、兄貴がやってくれたんだ。』 雅之『すげーな・おぃ』 雅之は目を丸くしてこちらを見ている。 ?『てめーらぁ!!舐めてんのかぁ!?』 雅之『はっ?誰もテメーみてーなカス相手にしてねーんだよ。家に帰って便所でも掃除してろやチンカスボーイ。』 雅之が冷静に相手にタンカをきった。
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加