始まりの結末は……

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「これが私にかせられた役割だったのかな――――…‥」 無数の星が綺麗に夜空を彩り大地を薄明るく照らし―――― 彼女が精一杯振りかざした大剣。月明かりに照らされる大剣の刀身に映しだされた横たわるハンターの姿――――― 「ごめんね………」 彼女がか細くポツリと漏らした一言は闇に交わり静かに消える………… 「……いいんだ。もう、何も言うな…いいんだ………」 彼女の大剣に映し出された男性ハンターが小さく答える。 大木にもたれ掛かる彼は血塗れになった顔を上げて優しく彼女に微笑んだ。 「さぁ、早く。急ぐんだ。もう時間がない………」 私は涙と汗でくしゃくしゃになった顔を拭い 拒絶する体と心を振り払うかのように大剣を彼めがけ降りおろした―――――――― 「さよなら………」 ……私は取り返すことのできない掛け替えのない物をまた失ってしまった。 連鎖する呪縛を断ち切るために――――
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