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揺れる大地
燃え盛る漆黒の炎により辺りはさらに灼熱の地獄となる
「～～っ………」
火球の爆風に吹き飛ばされたケイは 体勢を崩しながらもなんとか着地する
「………」
左手に構える双剣を腰の鞘に納め 地に突き刺さる大剣を勢いよく抜き 素早く構えつぶやく――――
「突然変異か……？」
……ケイが大剣を大きく降りかぶり 走りだそうとした瞬間
オアァァァッ！！
苦しみにもにた叫びをあげるリオリウス
よどむ空を見上げ何かを求めているかのように叫びをあげ
「ぐぁぁっ！」
あまりの雄叫びに顔が歪むケイ
リオレウスは再び翼を広げ空へと舞うと爆風を放ちながら山を一気に越えていった――――――
「～っ！？」
追う間もなくすぎ去った黒いリオリウス――――――
ジャキンッ
ケイは大剣を突き立て 空を見上げる――――――
よどむ空の雲の隙間から射す太陽の光――――――
ケイの運命の歯車はすでにここから動き出していた―――――
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