追憶【after ケイ 】

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「……よしっ。完成だ……。」 まるで火山地帯かのような 暑さの工房の中―――― ケイは新たな大剣を打ち終える 完成した大剣の柄を握り 大剣を構える 「――――っ」 ……それは 予想をいい意味で裏切っていた――――― 重量は大きく変わったものの大剣の刀身は薄青透明に光りまるでガラスの大剣のようであった………… 「………」 ケイは採掘で余分に採れたマカライト鉱石を手に取り宙に放り投げる―――― 「~~っ!」 大剣を横一線――― 大剣はマカライト鉱石を何の抵抗もなくすり抜け マカライト鉱石は空中で二つに分かれ地に落ちる 「……予想以上だな」 ケイは新たに完成した大剣を背に 村に別れを告げ 帰路へとつく―――― ――朝日が西より顔を出す 天気は今日も 晴れ――――――
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