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……まだ少し冷たい風が吹く
辺りを染めていた闇が朝日によって 消えゆき―――――
――依頼当日――
村はいつもと変わらぬ朝に 変わらぬ風景―――――
「………よし。いくぞ」
朝日に照らされるケイの鎧がキラキラ光り私は目をしかめながら答える
「ん。ちゃちゃっと終わらせてナバネアのキヨネさんのとこに遊びに行かなきゃいけないんだからっ」
風はほぼ無風に近く
雲の流れも緩やかで
私とケイは一路 森と丘エリアへと向かう―――――
……先の会話とは裏腹に私の体は小刻みに震えていた―――
「………」
無言であるく私の背中をケイが一押し
バシッ!
「ひゃぁっ！！」
突然のことに 私は驚きながらケイを見る―――――
「そんなんじゃランポスにもやられちまうぞ」
……見上げたケイの顔からは笑みが浮かび――――――
「………ありがと」
なんだか恥ずかしくなった私は下を向きながら気遣ってくれたケイにお礼を言う
―――森と丘エリアが見えてくる―――
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