追憶

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「シィィッ!」 風を切り裂くほどのものすごい勢いで3匹目のイーオスに到達するとケイはそのままの勢いで大剣をイーオスめがけ突き刺す――――――― ドズッッ!! イーオスは何が起こったのかわからない表情を浮かべたが次の瞬間には血しぶきとともに大剣が高らかに突き上げられイーオスは真っ二つになり燃えさかる――――― 「―――!ケイっ後ろっ!!」 間髪入れずに後ろから二匹のイーオスが―――…‥‥!! イーオスが覆いかぶさるかのようにケイを捉えたが イーオス圧倒的有利な状況下でも 血しぶきを上げたのは イーオスの方だった――― さきの一撃で高らかに突き上げられた大剣が即座に降り下ろされイーオスは体を持って行かれていたのだ。 もう一匹のイーオスは体をねじらせた回転からくり出された蹴りで数メートル吹き飛んでいた。 すかさずケイは大剣を一撃大きく振り込む――――――― 明らかに届くはずのない距離に 油断していたイーオスの体から爆炎が上がる 付加された炎を大剣から解き放ちイーオスめがけ放ったのだ 「…あと3匹……」 燃えさかるイーオス 構える大剣から立ち上る黒煙が快晴の空に立ち上る――――
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