追憶

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木々の間から射す太陽の光。燃えさかるイーオス 不利な状況に追い込まれジリジリと後退を始める残りのイーオスをケイが追い打ちをかけるように 走り出し切り込む――――――― ギャリンッッ!! 鋭い爪と大剣が交差しかん高い音が響く ――――――――が 次の瞬間にはイーオスの爪を切り裂きケイの大剣はイーオスの体半分にまで到達する 力無く倒れ込むイーオスの体から大剣を抜き取るとイーオスは小さく叫び絶命する。 「………‥‥!?」 ケイが辺りを見渡し残り2匹のイーオスが姿を消したことに気がつく 「ユズ!!ATSを―――――――!!」 ケイが私に叫ぶ前に私はすでに弾を装填していたー―――― ドシュッッ!! 私の放った弾丸は 誘導型の拡散弾種――― ドウッッッ!! 放たれた弾丸はユラユラと辺りを飛び回りながら突如加速を始め私の後方へと飛び抜ける ――――木々の間をすり抜け 弾丸は身を潜めるイーオスに向かっていく ドッパァァァン!! 弾丸はイーオスの直前で前包囲に拡散 逃げ場を失ったイーオスは無数に迫る弾丸を受け後方に吹き飛ぶ ジャコンッ!! 再び弾丸を装填し私は辺りを見渡した
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