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「あっ!君、名前なんて言うの?」
たまたま彼の近くにいたため話しかけられた。
「俺の名前は速水翔だよ。よろしく」
少し明るめに話してみた。
「翔って言うのか!
俺の中学の友達と一緒の名前だよ。ここで友達出来るか心配だったから良かった」
ホッとした様子でそう言った。
(誰だよ!俺がお前の中学の友達のことなんか知るわけないだろ。
間違いなくこいつなら言葉の通じない国に行ってもすぐ友達出来るな)
「まあ取りあえず席に座らないか?」
他の人の視線に耐えきれなくなった俺は剛志に言った。
「そうだな」
俺と剛志は取りあえず自分の席に座った。
俺の席は机が横に5つ、縦に2列ある中で、窓側の後列の席だった。
「隣の席だなんて奇遇だね」
右隣に剛史が座っており、笑顔で話しかけてきた。
まだ竜崎海翔と他の3人が来ていないので、取りあえず武山剛志に少し話しを聞いてみることにした。
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