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(こいつもしかして相当頭良いのか?
一応アメリカで通ってた学校の名前聞いてみよ)
「こんなこと聞くのは凄く失礼なんだけど、アメリカで通ってた学校の名前聞いてもいいかな?」
周りから見たら今の俺はきっと挙動不審な感じだろう。
「別に構わないよ。
H大学附属の学校だよ」
「H大学だって!?」
今度は俺が大きな声を出してしまった。 周りの人は突然の大きな声に驚き、一斉に俺の方を見たが、すぐに何事もなかったかのように前を向いた。
「うんH大学だよ」
(H大学と言えば知識がない俺でも聞いたことあるぞ。確か大学の総合力かなんかで世界トップの大学だよな。日本で1番の大学でも10番台なのに、そこの附属学校出身とは……)
俺はこの時とんでもない天才が目の前にいることに始めて気がついた。
「それで翔はどうやって入ったの?」
「俺は普通の公立中学校出身だけど、ある日家に推薦状が届いたんだ。その後学園の先生が来たり、ここを見学したりして、ここに入ることに決めたんだ」
「てことは翔は試験なしの特別推薦ってことか……
そんなのがあるなんて知らなかったな」
剛史は少し驚いた様子だった。
ちょうどその時、教室の扉がゆっくり開いた。
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