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「そう、そこなんだよ1番変な所は。
なぜ大学を卒業してるにも関わらず、高校なんかに入学しているのか分からない。だからそこのところを追求するのが、この学園でのとりあえずの目標だな。翔も良かったら一緒にやらないか?」
ここまで話されて断る人はおそらくいないだろう。
「俺は別に構わないよ」
「そうか、それはありがたい。1人より全然いいからな」
剛史は俺の両肩に手を置き、そう言った。
その時、2人の女子が俺達の教室に近づいて来た。
1人は身長が170cmほどのモデル体型の女子で、金色の長い髪に、高い鼻、青く澄んだ瞳、フランス人形のような美しい少女だった。
そしてもう一方は、全身から和の雰囲気が漂っている身長が160cmほどで、腰の近くまで伸びる艶の良い黒髪、綺麗と言うよりは可愛らしいと言ったほうが正しい、上品な感じの少女だった。
2人は俺達のほうをちらっと見たが、少し微笑んで会釈してきた程度で、向こうから話しかけて来ることはなかった。
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