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「くっ…」
高順は悔しそうに顔を歪める。先刻曹操の軍と君主である呂布子の軍で戦っていたのだが、呂布子の肉切れ(陳宮の配分ミス)により撤退を余儀なくされた。その際軍の最後尾を守っていた高順が追っ手を食い止めていたところに敵軍の援軍が現れ、呂布子は逃げ切ったものの高順と数人の兵は捕らえられてしまったのだ。
「まぁ殿が無事なら…よいか」
足枷に繋がれた足を冷たい床へ投げ出す。武器を取られ戒められている以上は何をしても無駄だ。それに呂布子が無事ならそれ以上は何も望まない。
ただ
「うおぉ?!じ、痔がぁぁぁ!!」
ポラキノールだけは返していただきたかった。
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