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波乱の小学校時代
私の小学生時代はまさに波乱に満ちたものでした。回りのクラスメートのお母さん達が、「あの子とは仲良くしちゃダメよ。普通の家庭の子じゃないんだから…」とでも子供に教えていたのでしょう。仲良くしてくれる子はいませんでした。
「めぐが悪いの?どうして?」とツラい思いをしました。
我が家はチャランポランな父のせいでお金がなく、母も身体が悪いので祖父に「お前はマトモな仕事が出来ないんだからコレでお金を稼ぎなさい」と母にパチンコを仕込んだのです。
せのせいで今考えると祖父も少しおかしかったのか?と思いますが…祖父は真面目に働く人でしたが、やはりパチンコは大好きだったみたいです。
そういう理由があり家にはお金がありませんでした。
①電気がまず停まる。②ガスもつかなくなる③水も出なくなる
こんな事はしょっちゅうでした。ローソクに火を付けて部屋を明るくしたり、親達がパチンコに行く前に置いて行く少ないお金で姉にマックに連れて行ってもらったり…
姉はまだ幼い私に気を使い「あたしはいいからあんたが多く食べなよ。あたしはお腹空いてないから」と私にばかり食べさせてくれました。
自分はガマンして…
「自分は長女だから、妹はあたしが守ってやらなきゃ」と思ってくれていたのでしょう。
当然毎日お風呂に入れるワケもなく、私たち姉妹はどんどん不潔な子になっていきました…着る服はいつも同じだし身体はクサいし髪はボサボサでフケだらけ。
そりゃあお友達なんて出来るワケないんですよね。
それでも私は小さいながらに考え、水が出る時は顔をセッケンで洗い押し入れから服をあさり、着替えてなるべくキレイにキレイに…と頑張っていたのを覚えています。
数年前に見た当時の写真は、髪が伸び放題のガイコツのようでした…栄養不足なのか足が細すぎて人間の足とは思えないほど、痩せていたのです。
まるでアフリカの難民のようでした。
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