ロボット時代の末路

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2XXX年。 世はロボット時代。 様々なロボットが国の全てを潤す時代になった。   日本派生国ジパング。 この国が世界一のロボット産業国である。 特に人間型ロボットは、一家に1台から人数分持っている。 政治の迅速な対応も、科学的な自然災害の対処も、ロボットに任せてある。 また、自分そっくりロボットが一気に流行り、自分の代わりに仕事をする家庭も増えているのだ。   さて、そんなジパングにて。 ある日奇妙な話題が国民を悩ませていた。 それは、警官や治安部隊らの公務員のロボット化を政府が提案していることだ。何しろロボット警官は手加減知らずだ。それにより犯罪率は一気に減ったのだが、ロボット恐怖症の人にとっては地獄そのものだ。また、刺激を求める若者たちにとっては暇を作るだけだとして支持されない。
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