ロボット時代の末路

5/5
前へ
/933ページ
次へ
暗闇の中では航空機などは下りられず、昼間に着いた頃には救いを求める国民が群がっていた。 大停電はこれを引き金に伝えられ、国民は外国へ避難するハメになった。   建物に閉じ込められた人たちは、数日後に助けだされたが、緊急事態にも関わらず何故か売り物の食材を食べずに餓死した者が多数いた。   壊れた発電所を見つけた時には、もはや人は通れそうもなかった。   町中には充電が切れて倒れているサイボーグポリスがあちこちにいた。 人々は何もできずに立ち尽くしていて、逃げるのもやっとだった。   こうしてジパングは発電所が直るまで空っぽの国になってしまった。
/933ページ

最初のコメントを投稿しよう!

85人が本棚に入れています
本棚に追加