治安部隊の最後の矛先

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ある国で、大統領の杜撰な政策に対する反政府デモが発生した。 国民は怒りを首都にぶつけている。それは無理もない。 首都に住む者は、皆高収入の者たちばかりだ。 政府の掲げた政策の1つが、労働基準自由権だ。要は雇い主が労働のルールを自由に決められるという、よく考えれば明らかに大統領のバカさがわかる政策だ。 更に増税や、教育税の追加までもが追い打ちをかけた。 それが原因で貧富の差が一気に広がったために、国民が怒りを爆発させたというワケだ。 デモは首都に攻め込み、治安部隊との戦争が始まった。 老若男女問わず、たくさんの人々が戦場に散った。
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