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その顔を見て全員が凍り付いた。
何故ならば。
「そんな馬鹿な……!?」
その顔は、紛れもなくアンナだ。
「何故だ?アンナ……我が娘!!」
「言ったでしょ。さようならと。私はあなたの娘という肩書きから別れを告げたのよ!あの時私に銃を向けたのは、あなたに殺された私の恋人の弟だったの。事情を知った彼は、私を受け入れてくれたわ。そして私は誓ったのよ。私がデモ隊をまとめると!あなたは私の父親ではない。みんなの…あなたの罪を認めさせようとしている国民の仇を討つためにね!」
そしてアンナは叫んだ。
「兵士たちよ!撃つなら私を!」
エリート部隊はまさかの展開に動けないでいた。
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