アレルギー

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結局何もわからないまま、菜々恵は1日目を終えた。   次の日。 菜々恵は給食センターへ向かい、パンと麺を調べた。そこで菜々恵は肝を潰した。 何故かパンと麺には米粉が使われていたのだ。 従業員曰く、最近は小麦粉より安く手に入りやすいと言う。 更に菜々恵は、梨果の学校のことを聞くと、意外な言葉が返ってきた。 「そういえば、元利用していた給食センターが突然潰れたらしいんだ。何でも、パンに針が入ってたらしくて。それでこっちに変更したそうだ。それも、2年前。」 梨果は4年生。 ならば、犯人は給食の担当者に違いない。   菜々恵は給食関連の人たちを洗い出してみると、桑崎という給食担当の主任が罪を認めた。
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