消えたエキストラ

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やがて、問題のドラマが放映された。 2時間のサスペンスで、『叉門家の一族』という題名だ。 妖怪を召喚する伝説の魔術師・叉門冠乃輔の末裔である叉門家で、5人の若者たちが結婚の意思を示さなかったために叉門家の召喚になぞられた殺人に巻き込まれるという話で、最初の犠牲者は佐織が役をしていた。   その最後のテロップがコレだ。   このドラマを、 鮎川ミク 時任佐織 中津川賢太 宮本英明 (五十音順) 以上4名に捧げる。   やがて、学校に警察が来た。 「行方不明になった生徒さんですが…。」 あの遊園地にあった死体のうち3体が、彩花と利沙と杏南のものだと判明したのだ。 そのうち彩花と利沙のは、何かに落とされたのか全身が複雑骨折していたらしい。   そんな頃。 春恵「もうこうしちゃいられないよ!犯人は絶対D‐エンターテイメントだよ!」 柳子「じゃあ佐織も殺されたってことになるの?」 春恵「うん。だから、警察に自首してもらおう。」
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