85人が本棚に入れています
本棚に追加
それは、春恵と柳子が車椅子に縛られているシーンだ。
しかも2人の前にはさっきの男の姿があった。
春恵『いったい何するの!』
柳子『あたしたちを殺すの?』
男『その前に、今回は君たちのために特別に、冥土の土産に教えてやろう。私の作る映画で一番苦戦する部分があるんだ。それは、人が死の危機に遭った時の演じ方だよ。私にはそれを導きだすのが大変だった。それで私は気付いたのだ。演技を学んでいる役者より、もっと緊迫した感覚によりスリルを味わわせる素人ならどうかとね。』
その時、美奈子はあることに気付いた。もしかしたら、この映画が意味することは…!
男『それが君たちの知りたかったことだよ。』
美奈子な何かに気付き、スミレの代わりに一緒に来た雪子と菜那と一緒に、トイレと称して映画館を後にした。
菜那「いったいどしたの?」
いきなり映画館を出るよう促した美奈子に不審を抱く2人。
美奈子「いや、妙な予感がしただけだ。」
そして、3人は映画館から少し離れた喫茶店で話すことに。
最初のコメントを投稿しよう!