怪談シリーズLv.1

3/11
前へ
/933ページ
次へ
それは、成人式のことだった。 木戸は中学の頃の元クラスメートと再会し、祝賀会へ行くことになった。 そんな中、バスの中で紺野がこんなことを言いだした。 紺野「なぁ、あの廃校へ肝試ししないか?」 山内「お前、マジか?」 遠藤「大体入れるのか?」 江川「去年台風で窓ガラスが全滅したらしいよ。」 大原「いや、地震があって中はかなり危険な状態になったんじゃね?」 そのようなやりとりをしていた。   祝賀会が終わり、まだ未成年である、担任の姪が貸し切りバスの運転をしてくれた。 みんな酒が入ってしまってる。   廃校探険の場所は、山の中にある西部の中学校。 窓ガラスは割れてしまっていて不気味である。 しかも、かつては学校の周囲に古めかしい民家が灯りを灯していたのが、今はその光すら見当たらない。あるのと言えば、近くにある無人駅のみ。
/933ページ

最初のコメントを投稿しよう!

85人が本棚に入れています
本棚に追加