怪談シリーズLv.1

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カーテンを裂いてみると、6人は目を疑った。 何故か校長室の窓だけ、傷ひとつなかったのだ。 木戸「と、取り敢えず、ライトをかざすぞ。」 木戸たちはライトを窓にかざし、窓を開けて旗を見た。そして、引き返そうとした時だった。 鈴村「きゃ!」 みんなが振り向くと、鈴村の手には髪の毛が絡まっていた。 工藤「コレって…?」 その時だ。 榎本「何じゃこりゃー!」 天井を見上げた榎本の叫びにみんなが見上げると、目を見開いた。 天井には、スーツ姿の男が張り付いていて、木戸たちを見下ろしていた。 ???「やっと会えた。」 榎本「何言ってんだ…?」 工藤「まさか、幽霊?」 内藤「マジかよ…!」 鈴村「怖いよぉ!」 山内「な、なんで…?」 ???「やっと人に会えた。今まで、寂しかった。おいで、僕が君たちを苦しみのない世界へ連れていってあげるから。」 男はそのまま、両手を伸ばした。
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