怪談シリーズLv.1

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木戸「に、逃げるぞ!」 みんなは木戸の言葉に突き飛ばされたかのように校長室を飛び出した。 榎本「適当に二手に分かれて、まくぞ!」 そこで、北側を木戸と榎本と鈴村とで、南側は山内と工藤と内藤とで、それぞれ逃げることにした。 ???「待っておくれ。私を置いて行かないでおくれ。君たちは疲れて私の元へ来たのだろう?」 男の霊は南側へと追ってきた。                                   やがて、グラウンドへ駆け出した時にはみんな汗だくになっていた。 紺野「木戸、大丈夫か?」 木戸「なわけねーだろ?幽霊に会ってしまったからな。」 榎本「あぁ、天井にいたんだ!」 ところが、本格的にヤバいと気付いたのは、大原の一言だった。 大原「お前ら、内藤は?」 木戸「え?」 木戸は振り向いた。 確かに内藤だけいない。
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