怪談シリーズLv.2

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ガシャーン! ガチャガチャ…! それは夜9時過ぎのことだった。 俺が外に出ると、何十台もの無人の自転車が傾れ込むように橋を埋め尽くしていた。 自転車をよく見ると、どれもシールステッカーが貼られてあった。   それから1週間後。 俺は石碑を見た。 石碑はよりひどい状態で荒らされていた。 俺は取り敢えず、起こしてみた。 その時、俺の頭の中に何か声が聞こえた。 『……お前はここを離れた方がいい……お前は今すぐ離れよ……』 ハッキリと聞こえた。 すぐに離れる必要でもあるのか? 俺は取り敢えず、手を合わせてからこの場を離れた。   やがて、夏が近づいていったある日のこと。 俺は何となく窓の外から橋を見てみた。 橋は相変わらずだ。 何だか気になる。
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