怪談シリーズLv.3

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‡vol.1-1年生‡   大学1年になった俺は、入学研修のために富士山に登ることになった。 俺の他の参加者はちょうど100人。 100人だからならではの歌を、道中俺たちは面白半分で歌っていた。                               誰もが子供の頃から知っている、1年生の歌。 ちょうど歌のフレーズがその時の状況とかなり近い。 当然、弁当はおにぎり。 山頂にて、みんなで食べた。 みんなで食べていた時だった。 先生が点呼を取っていて首を傾げた。 「1人いない。」 「え?」 知らない間に、1人がいなくなってしまったらしい。 俺は冷静に考えた。 友達100人。 100人で富士山へ。                           明らかに1人分の不足があった。 富士山に登る人数が何故か1人足りない。 疑問に思いながら、俺たちは下山することになった。
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