怪談シリーズLv.3

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「え?」 受け付け2人はキョトンとして互いを見合わせた。 「首吊り?」 「川中さんのは井戸でしょ?」 浅井「ホントだよ!首吊りオバケがホントに笑って…!」 「だよな!そーだよな!」 「俺も最後の首吊りがメチャクチャ怖いって昨日聞いたから…。」 周りのみんなが騒ぎ始めた。 2人は試しにそのビデオを見た。 だが、首吊りの姿は映っていなかった。                         片付けの時間、3人は役を見せてもらった。   受け付けの宮沢と野瀬。 幽霊の田島。 口裂け女の小田。 テレビの仕掛けの梶井。 花子さんの大木。 鏡の仕掛けの立川。 赤マントの大和田。 井戸の川中。   首吊りに至っては、単に首吊りロープが演出にぶらさがっていただけだとか。 更に、オバケ屋敷に来た人全員が、首吊りを見たらしい。   後日わかったことだが、あの教室でも以前オバケ屋敷をしていたクラスがあって、いじめられていた女生徒が、最後のオバケを任されていたという。それで彼女は、お経のBGMをバックに首吊り自殺したらしい。死んだことが判明したのは、何故か2日目の片付けの時間だったそうだ。
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