85人が本棚に入れています
本棚に追加
大沢「ダメだ、このエレベーター何かあるぜ。」
西尾「怖かった…。なぁ、川辺。教えてくれよ!このエレベーター、どーなってんだよ!」
川辺「僕だってわからないよ!」
西尾「頼む、ホントーのことを教えてくれ!カネなんてもう取らないから!お前が数学でわかんないとか言ってた公式解説してやるから!」
川辺「そんなこと言われても…アレは作り話のつもりだったんだけど。」
大沢「え?」
川辺「咄嗟の当てずっぽうだったんだ。」
大沢「だ、だって…俺たちはさっき…!」
そこへ、米内が管理人と一緒にやってきた。
米内「大丈夫か!」
管理人「まさかこうなるとは…大変なことになっていたな。」
川辺「すみません、僕たち…。」
管理人「いや、謝るのはこっちの方だ。あのエレベーターでいじめがあったんだ。このマンションに住む女の子が、いじめから逃げ回ったんだ。降りようとすれば待ち構えるいじめに捕まり、自分の部屋に連れ込まれ、何をされるかわからなかった。そして追い詰められた女の子は、屋上で飛び降り自殺したんだ。こんなことを言わないばかりにいた私の責任だ。」
これが怖くなった大沢たちは、川辺を仲間に入れた。
川辺は結局、3人に一目置かれるようになった。
最初のコメントを投稿しよう!