怪談シリーズLv.5

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運動場は誰もいない。 駐輪場もほぼ空っぽだ。 俺は辺りを見回した。 その時、俺は運動場の周りに何か小さな石碑が等間隔に並んでいるのが見えた。 何年も経ってるらしく、いくつか脆く崩れたものもある。   俺はさっきの神主にあの石碑が何なのか聞いてみた。 俺「あの石碑って、何ですか?」 神主「あの運動場ができた後、女子大生の霊があの辺りをウロウロするようになったんです。そのために結界を張ったらしいですよ。何年も経ったためか、衰えが出始めたのかも知れませんね。」 俺「じゃあ、あの結界を破ったきっかけを作ったのは…?」 神主「私も結界を張ったことは知らなかったですから、管理不足かもしれません。」 俺「じゃあ、あの女子大生の霊は、まだ成仏しきれていないのですか?」 神主「後々調べてみましたが、強い怨念が残っているようです。」
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