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何だかわからないまま、俺は神主と地元の霊媒師と一緒に問題の運動場へ来ることにした。
石碑が新しく立てられたにも関わらず、女子大生の霊だけは鎮まらないのには何か理由があるハズだろう。
そう思うから。
霊媒師「結界は生憎、破壊されてますね。」
霊媒師の言葉に俺は絶句した。
神主「破壊ですって?」
霊媒師「この壊れた結界の一部からだけでも、膨大な怨念が残っているみたいですよ。ほら、あの割れてる石碑、ありますでしょ?アレも憎しみの念がこの距離でも手に取るようにわかるんですよ。」
壊れた石碑から現在位置まで距離はざっと70メーター。その距離でもハッキリするくらい感じられる憎しみなんて…。
その時だ。
ボコッ!
鈍く、硬いものが割れたような音が聞こえた。
振り向くと、新しく立てられた石碑がいつのまにか壊れていた。
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